企業理念や風土に関する理解を深める

企業理念や風土は社員に「見るべき方向」を与える

各社それそれで、様々な内容、様々な方法の、社員教育がおこなわれています。しかしその中において、その企業の理念や風土を教育することは欠かせないのではないでしょうか。確かに、仕事に「テクニック」は重要であり、その習得を促すことが社員教育であるのは、いうまでもありません。しかし、目的が明確でなくなってしまったとき、判断に迷ったときに立ち返るべきなのがその企業の理念であり、また、それを社内で実現させていく段階において決して無視できないのが、その企業の風土です。要するに、社員が「どこを見るべきか」を示すのがそれらなのです。ですから社員教育では、それらへの理解を深めていくことが重要になってくるのではないでしょうか。

企業理念や風土を深く理解している社員はこうなる

例えば某有名企業の理念には、「内外の法を遵守し、オープンでフェアな活動をして国際社会から信頼されるようにする」という主旨の一項目が挙げられています。自分の出世や会社の儲けのためならば何をしてもいいという姿勢では、いずれ評判を失い、結局はうまくいかなくなってきます。しかし、こういった理念を深く理解している社員は、守るべきボーダーラインをちゃんと自分の中で引けるはずです。

また同企業の理念には、「労使が相互に信頼しあい、それぞれの仕事に責任を持ち、個人の創造力とチームワークの強みを最大限に高める」という主旨の別の項目もあります。個の力と全体の力を上手に生かそうという企業風土の確立を目指しているのです。個人と全体がそれぞれ責任を果たし、お互いに協力し合う。この理念を深く理解している社員は、そういったバランス感覚も身につけられるのではないでしょうか。

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